Microsoftは買収戦略を取り仕切ってきたBruce Jaffe氏が、現在のポストを離れることを認めた。これを受け、同社はJaffeに代わりこの任務を担当する人物を探すことになった。
Jaffe氏は2008年2月末まで、現職である企業開発事業部バイスプレジデントを務める。Jaffe氏が同職から離れるニュースを最初に報じたのは、シリコンバレーに関するブログValleywagだ。米国時間1月9日にこのニュースを掲載したValleywagはここで、Jaffe氏はシリコンバレーで自分の会社を立ち上げると予想している。その後MarketwatchがMicrosoftの代表者にコンタクトし、この人物がJaffe氏が同職を離れることを認めた。だが、Jaffe氏のその後の計画については語らなかったようだ。
Microsoftは今週、ノルウェイのエンタープライズ検索企業、Fast Search & Transferを約12億ドルで買収する意図を発表したばかりだ。Jaffe氏の離職を考慮すると、誰か別の人間がこの取引をまとめなければならないことになる。Microsoftは2007年、Aquantiveを60億ドルで、Tellmeを約8億ドルで買収し、Facebookに2億4000万ドルを投資している。
Jaffe氏は同職を務める前、MicrosoftのMSN事業部で最高財務責任者(CFO)を務め、さらにMSNBCとMicrosoft Gamesなどのコンシューマ事業分野の買収も監督していた。米シアトル在住だが、カリフォルニア大を卒業しスタンフォード大でMBAを取得していることから、ベイエリアにも所縁が深い。なので、カリフォルニア大とスタンフォード大が対決するアメフトのビッグゲームを毎年楽しみにしていることだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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