Microsoftは米国時間12月18日、「Windows XP Service Pack 3」のベータ版をリリースすると発表した。しかし、同社では「Windows Vista」への移行が好ましいとしており、その姿は古くなった車に乗るのをやめ新車を購入するよう勧めるセールスマンのようだ。
Microsoftは声明で「Windows Vistaがこれまで登場したWindows OSの中で最も進んだセキュリティおよび管理機能を備えているのに対し、Windows XP SP3は同OSを搭載するPCを最新の状態に保ち、Windows Server 2008のNetwork Access Protection(NAP)機能との互換性を保証するものだ」と述べている。
ユーザーの誤解を招くことのないよう、続けて「Windows XP SP3はWindows Vistaの機能の多くをXPで使えるようにするためのものではない」とも説明している。
Microsoftはこれまで、Vistaの発売および同Service Pack 1のリリースに注力してきた。そのため、既にWindows XP SP3の公開はこれまでにも数回にわたり延期されている。
Microsoftは11月、XP SP3の製品候補版をリリースし、12月上旬にはテスト規模を拡大した。同社は、もうしばらくするとパブリックテスト版をリリースできるとしていた。
Microsoftは、XP SP3ベータ版を18日午後、同社のウェブサイトで公開するとしている。正式版は2008年の上半期リリースの見通し。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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