GRD2にはその外観以上にGDR1より継承され変わっていないものがある。それは産まれながらのスナップカメラであるという点だ。軽量小型で手のひらに隠れるほどのボディに搭載されたレンズは35mm判換算28mmという広角レンズである。このレンズは開放F値2.4と明るく描写も驚く程によい。
GRD2になりAF性能も向上し瞬時のスナップにも十分に対応できる。新しく搭載された撮像素子は有効画素1001万画素CCDとなりGRD1の約810万画素を上回る精細を提供してくれる。また新画像エンジン「GR ENGINEII」の採用で低ノイズを実現。処理速度も向上されているおかげで、GRD1では約11秒もかかっていたRAW画像撮影時の記録時間が、GRD2では約3.8秒と大幅に短縮された。これら「変わらない」アナログなエレメントと「変わった」デジタルなデバイスが絶妙なバランスを保つことで、新しくもどこか古い、「GR DigitalII」という不思議な魅力あるカメラとして存在しているのだ。
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