Adobe Systemsは米国時間12月4日、ウェブで動画をストリーミング配信するサーバソフトの大幅値下げを発表した。
2008年1月にリリース予定の「Flash Media Server 3」には、2つのバージョンが用意され、「Flash Media Streaming Server 3」が995ドル、「Flash Media Interactive Server 3」が4500ドルで販売される。
現行バージョンのFlash Media Serverは、4500〜4万5000ドルで販売されている。
AdobeのMedia Server担当プロダクトマネージャー、Kevin Towes氏は、顧客の要望に応えて値下げすると述べた。「われわれは以前から、プログレッシブダウンロードによる動画ストリーミング(ダウンロードしながら再生可能にする配信方法)の導入コストが障害になっているという声を聞いていた」
新しいFlash Media Serverはまた、動画ストリーミングの運用コストも削減するよう設計されており、サーバのネットワークカードをより効率よく活用できると、Towes氏は述べた。1Gビットのネットワークカードを装備した典型的なメディアサーバで同サーバソフトを使う場合、約2000人のユーザーに配信可能だという。
また、Adobeは同日、高精細動画の圧縮標準規格H.264に対応するブラウザプラグイン「Flash Player 9」をリリースした。
Flash Playerは、動画ストリーミングに広く利用されている。ただし、Microsoftも、Flash Playerのライバルとなるブラウザプラグイン「Silverlight」を投入しており、デジタルメディア市場での競争が激化している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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