「Vista」、「XP」を下回るベンチマーク結果--SP1適用での性能向上率は2%未満 - (page 2)

文:Suzanne Tindal(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年11月28日 10時51分

 MicrosoftはWindows Vistaの良さをユーザーに認識してもらうための努力を十分してこなかった、とカンファレンスの会場で語るのはNPDアナリストのChris Swenson氏。「Vistaには数多くの複雑な機能が新たに追加されているが、重要なのはユーザーにそうした機能について十分理解してもらうことだ。ちょうどAppleが「iPhone」の持つ可能性を一般に訴えかけたり、「Mac」とWindows PCの比較CMの中で「Mac OS」の1つの機能あるいは長所に的を絞って取り上げたりしたように。MicrosoftはVistaのさまざまな新しい機能について、テレビ、ラジオのCMあるいは新聞、雑誌の広告を大々的に活用してユーザーの認識を高める必要がある。しかし、XPの時と比べるとVistaに充てられている広告費は話にならないほど少ない」。

 XPは、それ以前に発表されたWindowsよりもユーザーの間で高い人気を誇っている。このことは、発売開始後の最初の半年間でVista(パッケージ版)の売り上げが、XPの同期間の売り上げに比べて59.7%下回ることからも明らかだ。

 Microsoftは、PCメーカー各社に対し、2008年1月31日まで新型モデルにXPを搭載して販売することを許可せざるを得なかった。ところが、PCメーカーやユーザーからの要望があまりに大きかったため、この期限を5カ月先の6月まで延長することを余儀なくされた。

 Microsoftでは、Vistaの売り上げが8800万本に達し、上向いてきている、としている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]