Amazonの電子ブックリーダ「Kindle」のデザインや売れ行きに関しては、非常に厳しい批判も含め、懐疑的な意見が目立っていたが、消費者は十分に満足しているようである。
Kindleは米国時間11月19日に、Amazonで399ドルにて発売されたが、Amazonによると、「顧客からの需要が大変強く」早々と売り切れになってしまったという。12月7日には再入荷予定だが、「自分の購入分を確保するため」すぐに注文するように勧められている。
(この売り切れのニュースに着目させて、Amazonが実際に何台のKindleを売り上げたのかまでの詳細はわかっていないと伝えてくれた、Engadgetに感謝している)
Kindleの発売により、Amazonは、ソニーなどのハードウェア企業が失敗した分野での成功を狙っている。市場で成功した電子ブックリーダは、これまで存在しない。
Kindleの総重量は10.3オンス(約292g)で、紙に近い「電子インク」技術が使用されており、バックライトは搭載されていない。取りあえず現在のところは、スクリーンは白黒である。だが、Amazonのエグゼクティブは、Kindleや、Sony Readerなどの他の電子ブックリーダ向けにスクリーン技術を製造するE Inkが、カラーディスプレイのプロトタイプも開発済みであることを確認している。
Amazonの代表者らは、Kindleのバッテリは、数日から1週間持続すると述べており、約200冊の書籍を格納可能な容量で出荷されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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