オープンであることです。このプラットフォームはさまざまな意味で完全にオープンです。オープンAPIはもちろんありますが、オープンソースでもあり、オープンソースであるということは詳細分析に対してもオープンだということです。このため、業界全体がすべてをソースを基盤にして動き、セキュリティ上の問題がないことを確実にしようとしますし、プラットフォームの設計における非効率もなくなります。
アライアンスの中に5つの分野があります。半導体企業、OEM企業、キャリア、ソフトウェア企業、商品化パートナーです。商品化パートナーがサポートを行います。
Googleの使命は、世界の情報を体系化し、あまねくアクセス可能で有益なものにすることです。このAndroidプロジェクトは、われわれのミッションのユニバーサルアクセスの部分に応えるものです。携帯電話を持っている消費者が、いつでも、どこからでも、Googleのサービスを受けられるようにする必要があります。
このプラットフォームには直接的な広告に関するコンポーネントはありません。しかし、消費者はデスクトップPC上でブラウザを通じて見ているのと同じように、何らかの形で広告にアクセスすることになるでしょう。
好きなモバイルブラウザを使えます。
システムを作った際には、これをできる限り柔軟にしておきたいと考えました。ライブラリを書く作業を多くやりました。これは3.4Mバイトというようなものではなく、250Kバイトほどのものです。
プラットフォームを開発する際には、多くのことを考慮に入れました。このプラットフォームは、ミッドレンジあるいはローエンドのデバイスでも実行できるようになっています。
このプラットフォームの特長の1つは、データへのアクセスの取り扱い方だと思います。先ほどインターネットやその他のマッシュアップについて話しました。このプラットフォームは最小限の形で大量市場向けの携帯電話でも実行できるものですが、最初に使われるデバイスは、ミッドレンジからハイエンドの携帯電話になると考えています。これは、単にプラットフォームのデータアクセス機能によるものです。
最小要件は、32MバイトのRAM、32Mバイトのフラッシュメモリ、200MHzのオンラインプロセッサです。アライアンスの中には、より性能の低い電話でも利用できるようにしようとしている企業もあります。
分断化された環境を作らないことが非常に重要で、オープンソースに関する開発者の不満の1つは、互換性を本当に保証する方法がないということだと思います。
われわれが提供するSDKには、電話エミュレータ上でテスト用の遠隔スクリプトを実行するスクリプトエンジンがあります。さらに、サービスのサポートの互換性に関する二次的なテストもあります。
サードパーティの開発企業が異なる電話でアプリケーションを実行できることを確実にすることが重要です。厳格な認定要件は設けません。オープン環境では意味がありませんから。しかし、もし業界が望めば、われわれはアプリケーションに互換性があることを確認するのに必要なツールを提供するでしょう。
プラットフォーム自体は、あらゆる種類のスクリーンサイズや入力方法に対応できます。タッチデバイス、トラックボール、カーソルキー、縦型ディスプレイ、横型ディスプレイ、大きなディスプレイ、小さなディスプレイ、QWERTYキーボード、非QWERTYキーボードなどです。開発車がアプリケーションを書く際には縦型ディスプレイ用に書いていても、このプラットフォームを使っていれば同じアプリケーションを横型ディスプレイで実行することもできます。
限界はありません。このプラットフォームは、カーナビからセットトップボックス、ラップトップコンピュータ、そしてもちろん携帯電話など、さまざまなデバイスを考慮に入れています。われわれのアライアンスパートナーの1つであるIntelは、Mobile Internet DeviceあるいはMIDと呼ばれる分野のデバイスを持っており、これは携帯電話とPCの間のものです。このデバイスは主にインターネットにアクセスするために、大きなディスプレイを持っています。
はい。
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