Androidの取り組みとJava Community Processが統合される可能性はあるのか。この質問に対して、Horowitz氏は「オープンなアライアンスであり、参加したい者は誰でも歓迎する」と答えた。
技術をめぐる駆け引きはさておき、GoogleがAndroidに大きな望みを託しているのは明らかである。そしてGoogleは、部外者が開発に参加することを望んでいる。
この点に関しては、AppleとGoogleは著しい対照を見せている。Appleは製品の出荷開始から半年後の2008年2月に、iPhone用ソフトウェア開発キット(SDK)をリリースする計画である。一方のGoogleは、Android携帯電話の出荷が開始されると予想される約1年前にSDKをリリースする。
Horowitz氏は「我々はSDKをかなり早い時期に提供する。早ければ、まだ十分にソフトウェアの方向性に影響を与えることができる時点でフィードバックを得られるからだ」と語る。「通常は製品が完成するまでSDKを出荷したがらない。しかしAndroidの場合はプラットフォームが非常に重要だ。だから我々は、早い時期にSDKを発表したかった」という。
もちろん、SDKの早期リリースには別の利点もある。オープンソースコミュニティーの力を借りれば、一連の基本プログラムの枠を超えるおもしろいアプリケーションをAndroidフォンのために構築できる。
これまでのところは順調だと語るHorowitz氏は、Googleがオープンソースプロジェクトのサイト(code.google.com)でホスティングする他のプロジェクトと比べると、Androidには「これまでに見たことがないほど関心が集まっている」と指摘している。
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