「NEO」スタート--上場1号、「1兆円企業に成長してもらいたい」

島田昇(編集部)2007年11月13日 09時42分

 ジャスダック証券取引所は11月13日、先端技術を持つ新興企業向け新市場「NEO」を開設した。同日、NEO開設およびユビキタス上場のセレモニーを実施。国内でJASDAQ 、東証マザーズ、大証ヘラクレス、札証アンビシャス、名証セントレックス、福証Q-Board に次ぐ7つ目の新興市場が誕生した。

 NEO開設セレモニーではジャスダック証券取引所代表執行役社長の筒井高志氏が挨拶し、「もう一度原点に戻り、21世紀に相応しい新市場を作る。JASDAQとNEOの2つの市場をたずさえて日本の新興市場に貢献していきたい」と意気込みを語った。

筒井氏 ジャスダック証券取引所代表執行役社長の筒井高志氏

 続いて内閣府特命担当大臣である渡辺喜美氏は「サブプライム問題などで嵐の中での船出だが、(経営計画の進ちょく状況などの説明を行う)『マイルストーン開示』など大変ユニークな仕組みを導入した画期的な市場の開設。新しいベンチャーがNEOで花開くことを楽しみにしている」とした。

渡辺氏 NEO開設の鐘を鳴らす内閣府特命担当大臣である渡辺喜美氏

 ユビキタス上場セレモニーでは、ユビキタスに向けて筒井氏が「日本の新たな産業であるユビキタス社会を作り、NEOの代表銘柄として(時価総額ベースで)1兆円企業に成長してもらいたい。我々もその支援に全力を尽くす」とエールを送り、ユビキタス代表取締役社長である川内雅彦氏は「上場企業としての社会的責務を果たす一方で、株主の方々にも貢献していきたい」と返した。

上場通知書 筒井氏からユビキタス代表取締役社長である川内雅彦氏に上場通知書が手渡された
セカンドライフ セカンドライフ上では筒井氏のアバターが鐘を鳴らした

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