ngi groupは11月9日、ベトナムにおける携帯電話関連事業、および広告代理事業等を展開するP&T Group Joint Stock Company(P&T Group)に投資し、10.3%の株式を取得したと発表した。
ngi groupは事業戦略として、日本での投資、およびインキュベーションを組み合わせて成功確率を高めるという事業モデルをアジア地域で展開している。2006年より、中国において投資とインキュベーション活動を開始。投資に関する法律やインフラが整備されてはじめているベトナムでの事業展開のため、準備を進めてきた。
一方のP&T Groupは、傘下に携帯電話向けコンテンツ提供、およびマーケティング支援、携帯電話販売事業、メディア開発および広告代理事業、システム開発事業を営む会社を有する純粋持株会社。2006年に創業し、初年度から売上高が11百万USドルを計上し、2期目である今期は、約60百万USドルの売上高を見込んでいる。
ngi groupによると、ベトナムにおける携帯電話の普及率は2006年で20%弱であり、今後数年間で60%程度まで普及が予測され、携帯電話関連事業の成長が見込まれている。また、P&T Groupの広告代理事業では、国際的なイベントの運営実績があり、2008年には日越国交樹立35周年を控えて、今後、日越間での国際的なイベントにおいて、日本企業などからの広告費の増大を見込んでいる。
こうした背景から、P&T Groupでは迅速な事業展開を行うための資金調達を行う必要が生じ、さらなる成長が見込めるP&T Groupに対して、リードインベスターとして投資を実行し、同社の発行済株式総数の10.3%取得に至ったとしている。
今後ngi groupでは、ベトナムにおける投資先企業の発掘、事業支援を行うための事業所の設置を進め、ベトナムでの投資およびインキュベーション活動を本格的に展開していく予定。
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