ナナオは11月8日、色再現性の高い1920×1200ドットのWUXGA表示に対応した24.1型ワイドモニタ「FlexScan SX2461W」と、27型ワイドモニタ「FlexScan SX2761W」を発表した。SX2461Wは12月6日、SX2761Wは12月14日より販売を開始する。価格はオープン。
今回の新製品2機種は、色再現性の高い高解像度WUXGA表示に対応し、グラフィックデザインやCAD、写真・映像編集に最適な大型ワイドモニタ。A4見開き2ページの実寸表示が行え、さらにツールパレットを同時に表示できる大画面タイプだ。
複数のサムネイルを開いて表示する写真編集や多くのツールパレットを利用するフォトレタッチ作業、タイムラインを横長に配置しての作業を行う映像編集など、CAD、DTPといったクリエイティブの現場で余裕のある広い作業領域を提供する。
また、一般的な液晶モニタが表示可能なsRGB(NTSC比72%)を大きく超える、Adobe RGBカバー率96%、NTSC比92%の広色域を確保。Adobe RGBで撮影した写真データの表示時や広色域対応のプリンタ出力の確認時には鮮やかなグリーンやシアン色までも表現が可能だ。
sRGBモードでは色域をsRGB色域に変換して表示でき、ウェブコンテンツで標準的に用いられるsRGB色域の画像を正確に再現できる。
独自開発した新ASIC(画像制御IC)を搭載し、演算部の内部演算処理精度を、従来の14bitから16bitへと向上。さらにRGB各色に12ビットLook-Up-Tableを採用し、12bitガンマ補正により、約680億色中より約1677万色の表示を可能とした。これにより、より細やかな階調表現かつ質感豊かでリアルな色表現を実現し、低階調部のシャドウ部でも高い視認性を誇る。
さらに輝度と色度を画面の各ポイントにて測定し、画面全体で均一になるように補正、これまで大画面の弱点であった表示ムラを低減させる「デジタルユニフォミティ補正回路」を搭載した。
なお、SX2461W、SX2761Wともに、縦回転と昇降に対応したスタンドを装備。縦表示に対応した専用ソフトウェアやビデオカードを搭載すれば、モニタ部を縦回転して、ウェブサイトやポスターの制作、ポートレイト表示に便利な縦表示に切り替えできる。水平・垂直ともに178度と視野角が広く、縦表示にしても画面の隅々まで鮮明で安定した色調を表現する。
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