Microsoftは米国時間11月7日、子どもがXboxでプレーする時間を両親が制限できる新しい機能を披露した。
この動きは、「Xbox 360」の家庭へのさらなる普及を目指すMicrosoftの取り組みの一環である。同社はまた、Pac-ManやUnoなどのカジュアルゲームを数多く搭載し、ハードドライブを省いた低価格モデル「Xbox 360 Arcade」を発売したり、ゲーム「Viva Pinata」をさらに低年齢の子どもを対象とするフランチャイズ製品にも広げようとしている。
Microsoftのエンターテイメント&デバイス部門担当プレジデントを務めるRobbie Bach氏はインタビューで、「こうしたすべてのことのお陰でXboxのゲームの世界が大きく広がり始めた。6カ月前と比べてさえ広がっている」と述べている。
これは、ソニー、任天堂、Microsoftが揃ってコンソールの量産体制に入り、年末商戦を目前に控えた動きである。任天堂のWiiは相変わらず驚異的な売れ行きを見せ、一方ソニーはPlayStation 3(PS3)の価格を引き下げ、Microsoftは「Halo 3」などのゲームで売り上げの押し上げを期待している。
Bach氏は、子どもがゲームで遊ぶ時間を制限できるようにすれば、家庭にゲームコンソールを置くことに対する両親の抵抗感が薄れるだろうと語った。
Bach氏はまた、「これには抵抗感を和らげるという以上のものがあるように思う。子どもを持つ親に購入の際、考慮する点を尋ねると、確実に家庭向けの設定が挙がる。時間制限機能はここ数年話題になっていたものの1つだ」と述べる。
この新機能は今後数週間以内に提供される予定となっている。また、ゲーム世代の子供ほどには技術に詳しくないであろう両親でも簡単に設定できるようになっているという。Bach氏は、「実に、実に簡単だ。ファミリー設定を選び、時間制限を選び、毎日と毎週のいずれか、そして時間数を選ぶだけだ」と述べる。
これは、数多くある問題のうちの1つに過ぎず、Microsoftは、これまでのユーザーベースよりもより広い層の顧客にとってXbox 360が魅力的になるよう望んでいる。Xbox 360のこれまでのユーザーベースは、競合のコンソールであるWiiやPS3を使っている人々と比べると、年齢層が高い傾向にあるとBach氏は述べる。ゲーム開発やコンソールの改良、Xbox Liveオンラインゲームの追加や新型の周辺機器などの点から見れば、成し得る課題はまだある。
Bach氏は、Microsoftはそのほかにも、コンソールをより安く生産する方法などを探すことが必要だと述べる。「これは、われわれが事業を成功させ続けるために、ライフサイクルを通じて行っていかなければならないことだ。だから、時間とともに、(われわれは)価格を下げることが可能になる」(Bach氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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