ngi groupは11月6日、連結子会社となるngi capitalの設立したファンドが政府系金融機関や大手機関投資家などからの出資を受け、総額約20億円のベンチャー投資ファンドとなったと発表した。
「ngi ベンチャーコミュニティ・ファンド2号投資事業有限責任組合(VCF-2)」は、創業投資対象をシードからアーリーステージに特化し、出資者と経営者のコミュニティ形成やビジネス上の協業等の推進を図ることを目的として10月24日に設立。ngi capitalが無限責任組合員となっている。このほどオリックス・キャピタル、ソネットキャピタルパートナーズA投資事業有限責任組合、東京海上日動火災保険、日本政策投資銀行、みずほキャピタルの他数社がこの趣旨に賛同して総額約20億円を出資し、運用を開始した。
ngi capitalでは、2005年7月に創業間もないベンチャー企業の育成と支援を目的としたファンド「VCF-1」を設立し、2年間で21社のベンチャー企業に対し投資実行を行ってきた。VCF-2は、この投資がほぼ完了したことを受け、後継ファンドとして設立した。
なお、VCF-1での投資先企業は、2007年3月末時点でのIRR(内部収益率)が64.97%(未実現利益を含む時価総額をもとにngi capitalが試算)と高いパフォーマンスで推移しているという。
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