本体ケースのトップメーカーは、どんな電源ユニットを提案するのか?--Antec「NeoPower(ネオパワー)」 - (page 2)

Antec
内容:自作ユーザーにとって、Antecは本体ケースのメーカーという印象が強い。しかし同社は、自作PCに関わるさまざまなパーツをリリースするメーカーだ。そしてもちろん、Antecは自作PCにとって重要なパーツ、電源ユニットもリリースしているのだ。その最新シリーズが、Antec NeoPowerである。果たしてAntec NeoPowerはどういった電源ユニットなのか? その詳細をじっくり見て行こう。

スタンダードだからこそ使いやすいNeoPowerシリーズ

 NeoPowerシリーズの筐体はスチール製で、表面は金属感のあるグレーで塗装されている。デザイン的に凝った部分は見られないが、高級感のある落ちついた雰囲気だ。サイズは幅150ミリ、高さ87ミリ、そして奥行きが150ミリとなっている。電源ユニットとしては標準的なサイズだが、ケーブルを分離できるモジュラー式であることを考えると、奥行きは短めと言えるだろう。

 搭載されている電動ファンは8センチ角1基(NeoPower650 Blueを除く)で、スペックは公表されていない。ただし回転数は温度状況に応じて機敏に変化し、ノイズレベルはメーカー値で18dBA以下となっている。最近は大口径電動ファンを、標準搭載時に底となる面にレイアウトするのがトレンドになっている。しかし、Antecによれば電力効率をアップさせた低発熱設計により、8センチ角1基で充分なのだという。

  • NeoPowerシリーズは背面に8センチ角電動ファンを1基装備している

  • 前面から背面に向けて空気が流れる、ストレートな空調を確保している

  • ケーブルがモジュラー式にも関わらず、奥行きが150ミリ収まっていることに注目

 また、NeoPowerシリーズの電動ファンは標準搭載時で背面にレイアウトされる。前から後ろへ空気を流すストレート空調になっている訳だ(NeoPower650 Blueを除く)。好みの問題はあるだろうが、このレイアウトは以前から使われてきたものであり、ミドルタワー本体ケースなどの場合、内部上方に溜まる熱い空気を効率よく排気できるというメリットがある。

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