アドビシステムズとBIGLOBEは10月24日、企業向けASPサービス事業を日本市場において共同で展開していくことで合意したと発表した。アドビのアプリケーション群とBIGLOBEのサービスプラットフォームを連携させる。
第1弾展開として、企業におけるセキュアな電子文書管理を実現する「BIGLOBEドキュメント コントロール サービス」を同日より販売開始した。このサービスは、企業内、あるいは企業間で流通する電子文書ファイルの利用権限・アクセス制御・文書の失効などを一元統合的に管理可能にするもの。
アドビ システムズが有する「Adobe LiveCycle Rights Management ES」の技術をベースとして構築したサービスをASPで提供するもので、電子文書のファイル形式として「PDF」を利用することで、企業における容易な導入を実現することができる。クライアント環境は、無償で配布されているPDF閲覧・印刷ソフトウェア「Adobe Reader」のみで対応できる。
電子文書ごとに詳細なセキュリティ設定を適用できるほか、万一の機密情報漏洩時にも電子文書の制御が可能になっている。インターネットからも利用できる。さらに、既存の業務システムとの柔軟な連携もサポートする。
両社は引き続き、ドキュメント領域での提携を拡大していく予定だ。
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