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AMD、TRCの小規模な株式公開買付で投資家に呼びかけ

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2007年10月22日 12時42分
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 Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間10月19日、投資家に対して同社が要求していないTRC Capitalによる小規模な株式公開買付に応じないように注意を促した。TRC CapitalはAMDの発行済み株式の1%未満を現在の市場価格以下で取得することを目指している。

 TRC Capitalは複数の企業に対して小規模な株式公開買付を仕掛けたことで知られており、2004年にはSun MicrosystemsおよびHalliburtonに、2006年にはAbbottに対して株式公開買付を提案した。今回はAMDの株式の最大500万株を1株あたり13.25ドルで買い付ける提案をしている。この提案はAMDの発行済み株式の0.9%に相当する。

 AMDの株価は18日、第3四半期の決算発表前に14.55ドルで引けた。しかし、売上高の伸び率でアナリストの予測を上回り、損失も予測された幅より小さかったにもかかわらず、AMDの株価は19日の午前中に1株あたり13.82ドルまで下がった。

 AMDは売上高を16億3000万ドル(前年比23%増)と発表しているが、純損失が3億9600万ドルであり、前年の純利益1億3600万ドルと対照的である。

 TRC Capitalによる他の小規模な株式公開買付(企業の5%未満の株式取得を目指す買い付け)の場合と同様に、TRC CapitalはAMDの株主に対して現在の市場価格よりも低い価格で買い取る提案をしている。米証券取引委員会(SEC)は投資家に対してこのような提案に注意するように呼びかけている。

 「一部の入札者は市場より低い価格で小規模な株式公開買付を提案し、投資家が提案されている価格と現在の市場価格を比較しなければ、投資家を油断させることができると考えている」とSECの忠告は指摘している。「ほとんどの小規模な株式公開買付では、投資家は一般に買い付けの提案やそれを実施している投資会社に関する確実な情報を入手する前に早く応札して株式を売らなければと焦ってしまう。そして、小規模な株式公開買付では一般に売却の取り消しができないことを知ってショックを受ける」

 しかしAMDによると、TRC Capitalに株式をすでに売却済みのAMDの株主の場合は、米国太平洋夏時間11月9日午後9時1分までに書面でTRCに申し入れれば、売却した株式を取り戻すことができるという。

 またSECは、小規模な株式公開買付の場合は一般に通常の株式公開買付と同様のレベルの情報公開や保護が適用されないとも指摘する。SECによると、5%超の株式公開買付を実施する団体は、その組織や買付の条件といった重要な情報を公開する義務があるという。

 現在、TRCの最高経営責任者(CEO)であるLorne Albaum氏に電話で問い合わせているが、本稿執筆時点で連絡は来ていない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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