カリフォルニア州パロアルトにあるGreer Parkを訪れた人は、誰もそれほど汚いとは思わないだろう。
スプレーで落書きされ、朽ち果て、さびて、乱雑になっているわけではない。事実、表面的にはGoogleで初めとなる「International Cleanup Weekend」に参加するGoogleの従業員や友人のグループによって集中的に清掃活動をする必要がある場所には全く見えない。International Cleanup Weekendは、「MyMaps」アプリケーションや、Googleのインタラクティブなウェブマップの作成に使用されるXMLベースのマークアップ言語「KML」を宣伝する一環として生まれたプロジェクトである。
しかし、ここではわれわれ総勢8人が、天気の良い土曜日の朝に午前9時半から裕福なサンフランシスコの郊外で前かがみになって瓶のふたやガムの包み紙、たばこの吸い殻をタン皮の敷き詰められた地面や芝生から拾い集めた。
私たちはゴミを探す場所を植物でカバーされた地表から茂みに移した。そこにはたくさんのゴミが隠れている。Googleでユーザーエクスペリエンス担当デザイナーを務めるYi Wei氏(21歳)は、公園の周囲をめぐらした生け垣から捨てられたソファのクッションを引きずり出した。
「いたる所にゴミがあるから探し出さなければならないのだ」(Wei氏)
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