デルは、新型ノートPC「XPS M1730」を2007年10月4日より発売を開始した。また、同日、東京・秋葉原の秋葉原UDX UDX GALLEYにて発表会を開催した。
「XPS M1730」は「XPS M1710」の後継機種にあたる。高い処理能力を要求するゲームや動画など、これまでノートでは苦手とされていたジャンルも十分対応することができる性能が与えられた、同社ノートPCの最上位モデルだ。
これまでビジネス系を中心に営業展開をおこなっていたデルは、現在コンシューマ市場へも積極的に展開をおこなっているが、本製品はその戦略を担うフラッグシップといえるだけに、発表会におけるデルの意気込みも、並々ならぬものを感じさせた。
発表会では、デル クライアント製品 マーケティング本部 プロダクトマネージャー 佐々木氏が登壇。「XPS M1730」について説明をおこなった。
「XPS M1730」の大きな特徴としてあげられたのが、以下の4点。
物理演算プロセッサであるPhysXはオプションで搭載され(価格は2万6250円)、オーバークロックはBIOSで設定が可能。最大オーバークロックは、3.2GHzまで可能とのことだ。
この他にも、目を引く個性的なデザインに4色のプレミアムカラーが用意されているほか、802.11n(ドラフト版)対応ワイヤレスLAN、ギガビットイーサネット搭載、SSD(64GB/64GBx2)対応、RAID 0,1対応など、現在考えられるハイエンドノードの機能が網羅されている。
「XPS M1730」は見所の非常に多いノートPCだが、その中でも注目すべき点は、SLI対応の512MB(256MBx2)VRAM搭載のNVIDIA GeForce 8700M GTグラフィックカードを搭載した点と、CPUにインテル Core 2 Extremeプロセッサー X7900を搭載したことだろう。
この2点については、エヌビディア マーケティング本部 マーケティング・プログラムマネージャー 平柳太一氏、インテル 技術本部 スペシャリストマネージャー 土岐秀秋氏から説明がおこなれた。
NVIDIA GeForce 8700M GTは、GeForce 8Mシリーズで“エンスージアスト”と同社が位置づけている最高ランクの製品だ。2つのGPUに割り当てられたグラフィックを、バランス良く描画させることで、これまでの製品に比べ平均約150%のパフォーマンスが向上しているという。
当然DirectX 10にも対応しており、「ロストプラネット エクストリーム コンディション」「ヘルゲート: ロンドン」「Crysis」「Bioshok」等の話題作がNVIDIAのGPUで最適化され開発がおこなわれている。
なお、NVIDIAでは2007年10月16日に、東京・秋葉原のカフェソラーレリナックスカフェ秋葉原店にて、「NVIDIA SLI DAY」というゲームイベントを開催する。
詳細はこちら。
搭載されているインテル Core 2 Extremeプロセッサー X7900は、800MHzのフロントサイドバス、4MBの共通L2キャッシュを搭載したCore 2 Extremeプロセッサーの最高峰CPUをモバイル対応したもの。
スピードステップなど、モバイルに要求されている機能も搭載されており、モバイルCPUとして求められる機能をさらに拡張して搭載されているという。
ベーシック構成価格:26万2500円(税込)
推奨構成価格:51万5550円(税込)
DELL オンラインストア
http://www.dell.com/jp/
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