Googleは、企業や大学向けの電子メールのアウトソーシングサービスを改良し、大企業からの要望が多いセキュリティ機能を追加した。
セキュリティ企業のPostiniを買収したGoogleは、買収手続き完了の3週間後に、Postiniのセキュリティおよびコンプライアンスサービスを「Google Apps Premier Edition」に組み込んだ。Google Apps Premier Editionは、電子メールのホスティング、カレンダー、インスタントメッセージ、「Google Docs」、ウェブページ作成ソフトウェアなどを含む統合スイートだ。
Googleはまた、ストレージ容量を10Gバイトから25Gバイトに増やしたほか、Google Apps Premier Editionを他の電子メールプログラムと併用できるようにした。
企業ユーザーは、Postiniのソフトウェアを利用することで、スパムやウイルスのフィルタリングをカスタマイズできる。また、メッセージを不注意で削除してしまっても、90日以内であれば復元できるなど、さまざまな機能を利用できる。
今回のセキュリティの改良が、Google Apps Premier Editionの売り上げにどのような影響をもたらすのかを判断するのはまだ早すぎるだろう。だが、Postiniの創設者でGoogleの製品管理ディレクターを務めるScott Petri氏によれば、登録企業数は1日あたりおよそ1500社の割合で増えているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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