しかし、エンタープライズアプリケーションの開発業者が思いのほか早くAIRを採用しているのに驚いていると、Adobeの最高執行責任者(COO)であるShantanu Narayenは10月1日、語った(Max 2007で発表されているAIRアプリケーションの一覧についてはここをクリック)。
AIRの最初のバージョンは2008年前半にリリースされる予定だが、コンピュータのファイルシステムや通知と統合され、またユーザーがインターネットに再接続したときには自動的にネットワークに接続できるようになる。
開発者がアプリケーションを開発するために必要な多くのものが網羅されていると、Disneyの旅行アプリケーションのデザインと開発を支援したFrog Designでデザインテクノロジストを務めるJosh Bloom氏は述べる。
Bloom氏は、Disneyの旅行アプリケーションを開発するのにAdobeの開発ツールであるFlex Builderを採用し、Flashも使用した。また、Microsoftユーザーインターフェースツールも活用したが、これはさらに完成度が高いとBloom氏は言う。
「純粋なウェブ開発者でも(AIRを使用すれば)以前にはアクセスできなかったデスクトップにアクセスできるようになる」(Bloom氏)
技術的な進歩のおかげでウェブアプリケーションはより機能的になっている。開発者はActionScript(Ajaxで多用されるJavaScriptと互換性のあるスクリプト言語)を使用してアプリケーションを開発することができる。現在ではハードウェアの性能も向上し、ブロードバンドも普及しているとLynch氏は指摘する。
「一部のアプリケーションではネーティブコードを記述しなければならない場合もあるが、それは最適化と馬力が必要な場合だ。そのための場所もある。しかし、アプリケーションはウェブが主流になりつつある」(Lynch氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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