マイクロソフトは9月26日、個人マネー管理ソフト「Microsoft Money Plus Edition」を10月26日より発売すると発表した。Microsoft Moneyは、Windows 98と同時に登場しており、発売から10年を迎える。
ソフトウェアとオンラインサービスを統合した個人向けのマネーソフトで、ポータルサイト「MSNマネー」と連携できる。今回のバージョンでは、新たにマネー本体を起動せずに、データの確認や通知が行えるガジェット「マイクロソフトマネー インサイト」を搭載した。タスクバーに常駐するもので、本体アプリケーションが起動していなくても使える。あらかじめ設定した支出限度額に近づいたり、限度額を超えたりするとアイコンが「!」マークに変わって知らせてくれる。また、支払い予定日などのリマインドにも使える。マネーに記録されている各口座の残高やキャッシュフローのバランスを確認することもできる。なお、Windows Vistaのサイドバーガジェットではない。
Microsoft Moneyでは、収支と資産の両面からの管理が重要と考える。銀行、クレジットカード、証券といった口座の管理、日々の収支管理、預貯金、外貨、株式、ローンなどの多様な金融資産の管理、ライフプランニングまで総合的に行えるのが特徴だ。
家計簿のように、細かく自分で明細を入力することも可能だが、クレジットカードや銀行の明細をダウンロードできる「Money 電子明細ダウンロード」を使用すれば、細かい入力を簡略化することもできる。これらの明細は、取引ごとに画像や特定のアプリケーションへ関連づけができるようになり、明細書や領収書などをPDFやWord形式で記録できる。 電子明細は、クレジットカード会社や証券会社、銀行など154の金融機関(2007年8月時点)が対応している。これまで1年だった明細書の自動ダウンロード利用期限を最長2年に延長可能になった。
なお、同製品のフル機能を試用できる60日間体験版が、マイクロソフトのウェブサイトからダウンロードできる。
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