サイバードとスタイライフは9月26日、女性向けファッションのEC分野で協業し、新会社を設立することを合意した。両社の事業の強みを生かし、またベンチャーキャピタルからの資金調達により、短期間で事業の拡大を目指す。
新会社「ナッティ」は、資本準備金を含めた資本金4億9000万円で設立。株式は、サイバードが14.9%、スタイライフが14.9%、ベンチャーキャピタルなどが70.2%をそれぞれ持つ。
サイバードグループが集客とプロモーション支援、スタイライフがECサイトの商品仕入れや受発注、決済、物流などトータルな業務支援を行い、アパレルブランドや雑誌のとの共同事業を展開する。
また、サイバードグループがこれまで展開していたファッション系のモバイルECサイト「Nutty collection(ナッティ コレクション)」など、ファッション系のモバイルコマース事業の譲渡を受け、連動しながら運営していく。
両社では、ベンチャーキャピタルからの資金提供により積極的なプロモーションを一気に展開し、短期間で事業規模を拡大するとしている。初年度の売上高は15億円を見込む。
サイバードグループはこれまで、10代後半女性(F0層)、20〜34歳までの女性(F1層)向けのECサイトや、人気ファッション誌「S Cawaii!」の公式サイトの運営などを行ってきた。事業拡大を目指すにあたり、投資負担や事業展開でのリスクを考慮し、他社との協業を検討していたという。サイバードは、サイバードグループで携帯電話を活用した複合型プラットフォームを手がけていた。
一方、スタイライフは、通販雑誌「Look!s」のほか、PCと携帯電話のサイトでF1層向けのファッション分野のEC事業を手がけてきた。事業拡大と顧客層の拡大を実現するため、他社との協業を検討しており、両社のニーズが一致したとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス