続いて、iPodシリーズの購入を検討している人やすでに購入した人300人に、購入時に重視するポイントについて質問しました。
●iPodシリーズの購入を検討している方、もしくはすでに購入した方に質問です。 購入時にチェックするポイントを2つ教えてください(複数選択2つ)
1 | 価格 | 53.3% |
2 | 記録メディアの容量 | 43.3% |
3 | 本体サイズ | 25.7% |
4 | ディスプレイのサイズ | 18.3% |
5 | カラー | 16.0% |
6 | 再生時間(バッテリー) | 14.0% |
7 | 軽さ(重量) | 8.3% |
8 | 評判 | 7.0% |
9 | Wi-Fi機能 | 5.3% |
10 | 記録メディアの種類 | 3.0% |
やはり購入時のプライオリティは「価格」が1番(53.3%)のようです。いくら魅力的な機能を充実させても、値段が高いと消費者は購入をためらってしまうということでしょうか。そして、2番の「記録メディアの容量」を重視する割合も多い(43.3%)です。最初のiPodは1000曲収録可能ということが話題でしたが、現在は曲よりも大容量のムービーを収録できる機種があるため、記録メディアの容量が重視されてきているのかもしれません。
大画面がウリのiPod touchの容量(8Gバイトか16Gバイト)も、本体サイズの割に少ないと感じる人も多いのではないでしょうか。以降は、本体サイズ(25.7%)・ディスプレイのサイズ(18.3%)・カラー(16.0%)に票が集まりました。つまり、「本体サイズは小さく、ディスプレイは大きく、カラーバリエーションが豊富」であるといいようです。ディスプレイサイズが大きく・明るくカラーバリエーションも豊富になったiPod nanoのリニューアルは、こうした消費者の声に応えた形になっているのではないでしょうか。iPod touchはブラック1色のみの発売ですが、今後の多色展開はあるのでしょうか? 最初の質問で「今のところiPodを購入する気はない」と回答した636人に「購入しない理由」を尋ねました。
●「今のところiPodを購入する気はない」と答えた方に質問です。購入しない理由は何でしょう?(複数回答可)
1 | デジタル音楽プレーヤーを必要としていないから | 46.2% |
2 | ほしいモデルの価格が安くなれば買いたい | 22.8% |
3 | iPod以外の携帯音楽プレーヤー(携帯電話含む)を利用しているから | 20.0% |
4 | すでに旧モデルのiPodを持っているから | 11.3% |
5 | 新製品の評判を聞いてから購入したいと思っているから | 5.5% |
6 | その他 | 4.2% |
7 | サイズが小さければ買いたい | 2.8% |
8 | ほしいモデルのデータ保存容量が少ないから | 0.8% |
最多の票を獲得したのは、「デジタル音楽プレーヤーを必要としていないから」(46.2%)という理由でした。「必要ないから買わない」というシンプルで納得の理由です。次は、「ほしいモデルの価格が安くなれば買いたい」(22.8%)となっています。iPod touchの価格がもう少し下がれば買いたいと思う人も多いのではないでしょうか? 続いては、「iPod以外の携帯音楽プレーヤー(携帯電話含む)を利用しているから」(20.0%)、「すでに旧モデルのiPodを持っているから」(11.3%)という結果になりました。特に買ったばかりの人は、すぐに新しいモデルに買い換えるという気はないのでしょう。
現在の携帯音楽プレーヤー市場では、iPodがいまだに独走状態ですが、ソニー「WALKMAN」や東芝の「gigabeat」、パナソニックの「D-snap」など多彩な種類が発売されています。そして、現在は、「高機能・高価格」「省機能・低価格」の2路線が携帯音楽プレーヤー市場の主な傾向です。アーリーアダプターの心をつかんだiPodTouchの新機能は、今後の携帯音楽プレーヤーのトレンドを変えていくのでしょうか? 発売後の市場動向が楽しみです。
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