サンフランシスコ発--Microsoftは米国時間9月20日、「Windows Server 2008」について、最初の製品候補版(ほぼ製品版に近いバージョン)を来週中に出す予定であると明らかにした。
Microsoftの仮想化戦略担当ゼネラルマネージャーを務めるMike Neil氏は、サンフランシスコで開催された「Intel Developer Forum(IDF)」での講演中に「製品候補版を来週には出せると思う」と語った。
製品候補版には、以前に「Windows Server Virtualization」と呼ばれていた、「Viridian」という開発コード名のソフトウェアのテストバージョンが含まれる。Viridianの「ハイパーバイザー」技術により、同時に複数のOSを稼働させられ、サーバの効率を改善して、その結果、より柔軟性の高いデータセンターの運用が可能になる。
Neil氏は、Viridian上で、Windows Server 2008の「軽量化された」ベアボーン版と、NovellのSUSE Linux Enterprise Serverを、仮想マシンで稼動させたサーバを披露した。Viridianは、4個のXeonプロセッサを搭載するシステムの馬力を十分に活用できると、Neil氏は説明した。
Microsoftは、どちらのソフトウェアに関しても、スムーズに予定通りに市場へ提供することができずにいる。5月には、いくつかのViridianの重要なコンポーネントを、最初のバージョンから削減すると、Microsoftは発表しており、8月には、Windows Server 2008の製造工程向けリリースが、2007年第4四半期から2008年第1四半期へとずれ込むことを明らかにした。
Viridianは、Windows Server 2008の製品版リリースから180日以内に、最終版の出荷が予定されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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