広告ネットワークの拡大をすすめるヤフー。8月31日にはオーバーチュアの子会社化を発表したが、同日に、コンテンツマッチ広告を提供するブレイナーについても出資し、子会社化していたことがあきらかになった。
ヤフーによると、ブレイナーへの出資額は4億9100万円で、出資比率は41.7%となる。ブレイナーはコンテンツマッチ広告システムを独自に開発し、2005年10月からサービスを提供している。また、2006年1月には、Webサービスを使ったXMLによる広告配信を実施している。広告主は現在1000社弱、パートナーは個人を中心に7000〜8000件程度。サイト数にすると数万サイトになるという。
ヤフーではブログや個人サイト向けの広告商品について検討していたところで、ブレイナーへの出資を決めた理由については「コンテンツマッチを提供するプレーヤーは少なくその中で、独立しており、かつ高い技術を持っている企業だったため」と説明する。
今後提供するサービスの詳細は今のところ未定だが、ブレイナーでは「我々の強みは個人サイトやブログ。年内もしくは2008年初頭には具体的なことを話したい」と説明する。
ヤフーでは、これまで広告サービスを提供する企業として、アフィリエイトサービスを提供するバリューコマースを2005年4月に子会社化している。オーバーチュアとブレイナーの子会社化により、アフィリエイトから検索連動型広告、さらには個人向けのコンテンツマッチ広告までの幅広い広告商品を取り扱うことになる。
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