DZ-BD7Hは、日立製作所が開発した世界初のBlu-ray(ブルーレイディスク)カムである。ハイビジョンムービーの急速な普及で、HDD、DVD、メモリに記録するカメラが登場しているが、いずれも一長一短で決定打がないのが現状といえる。
Blu-rayカムを使えば、大容量(DVDの5倍)の8cmBlu-rayディスクに長時間(HXモードで1時間、HSモードで約2時間)のハイビジョン映像を撮って、ディスクのまま残せる。手間いらずに長時間残せる、という意味で、DZ-BD7Hは本命に最も近いハイビジョンカメラといえるかもしれない。
Blu-rayカムは2モデルがラインアップされている。8cmBD/DVDドライブと1.8インチ 30GバイトHDDを内蔵したハイブリッドモデルDZ-BD7Hと、8cmBD/DVDドライブのみを搭載した単体モデルのDZ-BD70だ。長時間撮りたい人や、ディスクを編集したり頒布したい人、PCで編集したい人はDZ-BD7Hを、シンプルにディスクに残したい人はDZ-BD70を選ぶと良いだろう。
従来の同社DVDカムはオーソドックスなDVカメラスタイルを採用していたが、DZ-BD7Hは次世代機ということで、未来的な「カッティング・エッジ・デザイン」に一新された。
ファミリー用カメラとしては斬新すぎる印象もあるが、ドライブ周りの滑らかな稜線にBlu-rayビデオカメラらしい新しさが感じられる。バッテリやアクセサリーシューにカバーをかけ、底面以外のネジを隠すなど、細かい部分もデザイン的な配慮がなされ、未来的なフォルムに仕上がっている。
手にすると、やや大型ではあるが、ファミリームービーを超えないサイズと重量だ。HDDがグリップ部になっていてホールド感は良い。バッテリはサイドカバーで隠されているが、オプションの大容量バッテリも装着できる。
2.7型の大型液晶のほか、電子ビューファインダーももちろん装備。D端子とHDMI端子でテレビにハイビジョン出力ができるほか、USB端子でPCへハイビジョンデータの転送が可能だ。ただしi.LINK(TS)端子は装備していない。
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