一足先にフルHDディスクで残す--日立、Blu-rayカム「Wooo DZ-BD7H」 - (page 3)

日立
内容:HDD&DVDのハイブリッドカムでヒットを生み出した日立「Wooo」の最新ビデオカメラが登場。HDDか? DVDか? メモリーカードか?と記録メディアが錯綜するなか、フルスペックのBlu-rayを採用し、さらに30GバイトのHDDとのハイブリッド仕様。一足先に最新スペックをフル装備した。

映像エンジンとエンコーダーを一新

 フルHD対応で、映像エンジンも一新されている。解像感を保ちながらノイズを低減するAdaptive DNR回路が新開発され、輪郭部分の擬色を効果的に取り除く「Advanced CCM」回路も新たに採用している。

 映像圧縮は1チップでH.264とMPEG-2、JPEG圧縮展開が可能なマルチコーデックLSIを新開発。H.264エンコードでは画質を保ったまま、MPEG-2比で半分程度にデータ量を減らせる。

 さらにH.264エンコードでは「MBAFF」(Macro Block Adaptive Frame/Field)という映像処理を初採用している。これは1つのシーンを16×16ドットのブロックに区切り、動きの少ないブロックと、多いブロックを区別して、それぞれに最適化されたエンコードを行うという高度な技術だ。MBAFFはH.264で規格されているエンコード技術だが、高度な処理であるため規格にあっても実際には使われていなかった。

GUIがフレンドリーに進化

 背面の操作ダイアルは、中央に動画シャッターを配したスタイルで一見オーソドックスだが、トグルでHDDとBlu-rayを切り替える点が新しい。

 HDDからBlu-rayへの切り替えはディスク認識に5-10秒ほどの時間が必要だ。フルオートのほかマニュアル撮影も可能で、マニュアルフォーカスと露出補正の選択はボタン式を採用。シーン別のプログラムAEも用意されている。これはシーンをGUIで選ぶ方式だが、メニューのトップにレイアウトされていて選びやすい。

  • マニュアルフォーカスと露出補正は、本体横のボタンで選択でき、液晶のインジケーター表示を見ながらジョイレバーで調整する仕組みだ

  • シーン別のプログラムAE「オート」「ポートレート」などはGUI内から選択できる。メニューのトップにあるため選びやすい

  • 「ディスクナビゲーション」は表示にやや時間がかかるが、ダビング済みのシーンにはチェックマークが付き、日付毎に赤い線で区切られる

  • オンラインヘルプ「カイケツガイド」では、操作法をイラスト付きで親切に解説し、トラブルシューティングまでをサポートしている

 GUI操作は液晶横のジョイレバーで行う。サムネイル付きの再生リスト「ディスクナビゲーション」やプレイリスト編集画面など、DVDレコーダー的なGUIを採用している。これらGUIの基本スタイルは従来のハイブリッド機を踏襲しているが、液晶が高精細になり、ほとんどの画面に親切な解説が新たに付けられた。

 さらに、使用法やトラブルシューティングなどをイラスト付きで親切に解説&解決するオンラインヘルプ「カイケツガイド」も新設され、よりユーザーフレンドリーに進化している。

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