米国時間9月16日夜、少しばかり「Twitter」的なツール「Jottit」が登場した。これは実にシンプルなウェブベースのテキストエディタおよび発行サービスである。真新しいウェブページあるいはWikiを10秒ばかりで作成することができる。例としてJottitを使って作成した本記事のドラフトをJottitページとしてみたのでここからご覧いただきたい。
JottitはWikiでもある。今回リンクさせたレビューページは編集できないようになっているが、誰でも手を加えることが可能なページを簡単に作成することができる。たとえばこれだ(試す場合は、クリーンな編集内容にしてください)。あるいはサイトをロックして、ビジターがアクセスするためにはパスワードを必要とすることもできる。
すべてのページがWikiのような修正履歴を備えている。また、Wikiと同じで、新しいページのためのWikiコードを入力するだけで、サブページを作成することもできる。
またHTMLをJottitのフォーマット言語として使うこともできる。これで「HREF」を使ってリンクを張ったり、「IMG SRC」を使って画像を取り込んだり、「li」タグを使ってリストを作成することもできる。ほとんどの人にとっては些細なことだが、投稿をハードコーディングすることに慣れたブロガーにとっては、このプラットフォームでまたフォーマッティングを学び直す必要がないことを意味する。またこれ以上に気に入った点は、Jottitのエディタにはリアルタイムのプレビューウィンドウが用意されているところだ。入力するそばから、そのテキストとフォーマッティングの結果がエディタ右側のウィンドウにリアルタイムで表示される。したがってこれはHTMLを試すには最適な場となる。それと同時に実に優れた簡易版Wikiなのである。
小さなウェブサイトをすばやく公開するツールとして、これほどのものには出会ったことがない。Jottitはプログラマーの試みまたは実際のビジネスだが、いずれにせよ実に巧妙なものである。お試しあれ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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