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大学発ベンチャー社長が語る、起業の意義 - (page 2)

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起業家にとって「成功」とは

 後半は司会の宮内氏と各パネラーとの質疑応答で進められた。まず、「起業して良かったかどうか」という質問に対し、「大企業にいたが、大きな組織の中で歯車の役割をしていたのから、何でも好きなことができるようになった」(COCO・WA・DOCOの半田氏)、「自分でやりたいことを計画して実行でき、お客様の反応に一喜一憂できること」(機能食品研究所の梅田氏)、「自分たちがやっていることが、他人のビジネスや世の中を変えていけることがダイレクトに伝わってくることが面白い」(ブイキューブの間下氏)、「自分たちがやったことが評価されること、醍醐味がある」(データ復旧センターの藤井氏)「周りのことを気にせず、一番楽な気持ちでやりたいことができ、創りたいものを創ることができる」(ソフトイーサの登氏)と述べた。

 ベンチャー企業を目指す学生に対しては、「学生ベンチャーは世の中にないアイデアを出そうとするが、実際にお金を儲ける方法を知らない。何でもいいから社長になって、自分の名義で領収書を発行するところからやってみて欲しい」(COCO・WA・DOCOの半田氏)、「学生時代にビジネスに挑戦すれば、ノーリスクでやっていける。投資・融資を受けない、お金を先に払わない、正社員を雇わないという原則さえ守れば、最悪失敗してもゼロ以下にはならない」(ブイキューブの間下氏)とアドバイスした。

 途中、会場の参加者にマイクを回して発言を求めたところ、「学生なら親、社会人なら家族など回りの反対で企業を躊躇する人が多いのでは」「大手企業に就職しないと、優秀な人に出会えない」「企業に興味はあるけれど、怖い。どうやってお金を調達すればいいのか分からない」といった声が出た。

 最後に、「起業した自分にとって成功とはなんだ」という質問が投げかけられた。これに対してパネラーからは「分からなかったことを発見し、思ったことが実現した時が成功」(ソフトイーサの登氏)「いい会社があったよね、という評価を残したい」(イーラボ・エクスペリエンスの島村氏)、「社会や国にインパクトを残せるとか、みんなの役に立つサービスを提供できたという証明を残したい」(データ復旧センターの藤井氏)、「世の中に求められる存在になれれば、大きかろうが小さかろうが一つの成功」(ブイキューブの間下氏)、「ぼくに人生を掛けてくれている社員、うちを信じて仕事を出していただいたお客様が幸せになることを見て、一生を送れれば成功」(機能食品研究所の梅田氏)、「常にドキドキしていたい、常にそういう環境にいられれること」(COCO・WA・DOCOの半田氏)という思いが述べられた。

 宮内氏は「生物はDNAを残すことしかできない。人間はDNAだけでなく、文化とか思想、哲学といったものを次の世代に残すことができる。新しく起業し、自分達の文化を創って後世に伝えていくことが、産業の活性化や人の心を豊かにすることではないか」と締めくくった。

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