Appleが「iPhone」を発売初日に27万台(発売から1日と少しで達成した数字としては悪くない)を販売したのは、ほんの昨日のことにように思える。
待望のiPhoneが発売されてから2カ月余りたった米国時間9月10日午前、Appleは簡潔にプレスリリースで同製品の販売台数が100万台に達したと発表した。
「74日間で100万台のiPhoneを販売した」とAppleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏はプレスリリースで喜びを表現した。「iPodではこの数字を達成するのにほぼ2年かかった」(同プレスリリース)
先週、Jobs氏はiPhoneの外観と動作によく似た新製品「iPod touch」を発表している。また、誰よりも早く手に入れようと長蛇の列を作って初期購入者がiPhoneを購入してからそれほどたたないうちに、同製品の価格を200ドル引き下げたことで厳しい批判に直面した。
今回の価格の引き下げ(8Gバイトモデルは現在399ドル)は、2007年末の年末商戦での売り上げ増加を意図している。価格引き下げを発表した2日後、Jobs氏は初期購入者に謝罪し、100ドルの商品券を配布すると発表した。
「2007年の年末商戦が待ち遠しい。この革命的な製品をもっと多くの顧客の手に届けたい」とJobs氏は10日のプレスリリースで語っている。
Appleは100万台を販売したと大きく宣伝しているが、それにもかかわらず現時点で実際に何人のユーザーがiPhoneを手にしているのかはあまりはっきりしない。Appleが主張するように、6月の最後の数十時間におよそ27万台を販売し、続く7月に、市場調査会社のiSuppliが先週報告しているように22万台を販売したのなら、そこまでの合計は49万台になる。そうすると、100万台に到達するには8月1日から6週間あまりで50万台以上という急激な売り上げの増加を記録する必要があったということになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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