Appleが「iPhone」の価格を値下げしたことから、差額の払い戻し対象者を巡って同デバイスユーザー間で混乱が生じている。
Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は米国時間9月5日、iPhoneの価格を200ドル下げると発表した。これにより、8GバイトのiPhoneは価格が599ドルから399ドルとなった。
AppleとAT&Tは、過去2週間以内にiPhoneを購入したユーザーは、差額分200ドルのクレジットまたは払い戻しを受けることができると述べている。残念ながら、6月に夜通し列に並びiPhoneを購入した多くのユーザーは対象外となる。
しかし、この規定は、どうやら徹底されていないようだ。2週間以上前にiPhoneを購入した数名のユーザーによると、同デバイスを購入したAppleおよびAT&Tの店舗に問い合わせた結果、200ドルの払い戻しを受けることができたという。
元CNETビデオパーソナリティVeronica Belmont氏も6日、友人の1人が同日朝、8GバイトiPhoneで200ドルをAppleから受け取った、と自身のブログで書いている。その友人が同デバイスを購入したのは7月2日だという。
しかし、すべてのユーザーが差額を払い戻してもらえるわけではない。CNETに勤務する筆者の同僚が、払戻金を得るためAT&Tに電話した。電話応対した顧客担当係は、iPhone購入は実際には14日以上前だがクレジットの受け取り対象となっている、と同僚に告げた。彼は、同デバイスを購入したAT&Tの店舗を紹介されたので電話したところ、クレジットを拒否された。
AT&Tの広報担当者Mark Siegel氏は、個別のケースについてコメントはできないと述べるとともに、顧客サービス係や店員は返品および返金規定を十分に理解していると語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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