OQOは、米国の超小型携帯機器を製造するメーカーだ。OQOが2004年に出荷した最初の製品“Model01”はCPUにTransmetaのCrusoe、5インチワイド液晶、20Gバイト HDD、スライド式のキーボードを備えるというスペックで400g弱と軽量コンパクトを実現し、大きな注目を集めた。OQOのマーケティング&アライアンス担当上級副社長のボブ・ローシン氏に、今年にリリースされたModel02の状況や今後の日本の展開などについて話を聞いた。
2004年に登場した“Model01”から3年、今年の1月に米国ラスベガスで行われたInternational CESでは、第2世代の製品となる“Model02”を展示し、再び注目を集めた。Model02はVIA Technologiesの超低電圧CPUであるC7-ULV、最大で60GバイトのHDD、電磁誘導式のタブレット機能を備えた5インチワイド液晶というスペックで450g以下となっており、やはりガジェット好きには見逃せない製品となっている。
OQOは2002年にアップルでノートPCのエンジニアとして働いていたジョリー・ベル氏により設立された。ほんの数人で始まった同社は、いま現在110人もの社員を抱える企業に成長した。筆者がOQOの製品を初めて見たのは、2002年にシアトルで行われたWinHECの会場で、OQOの最初の製品となるModel01のCPUとして採用していたCrusoeのメーカーであるTransmetaのブースだったと記憶している。最初の製品は後に採用されるスライド式のキーボードもなかった試作品だが、PDAと同等のサイズにPCの機能を押し込んだ製品として大いに話題になった。2004年にModel01をリリースした後、今年の3月にその後継機となるModel02をリリースした。
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