高い信頼を勝ち得る、高画質リトルニコン--ニコン「D40x」 - (page 2)

ニコン
内容:プロ機である「D2XS」「D2HS」やミドルクラス「D200」「D80」をラインアップするニコンからエントリー機である「D40」が発売されたのが2006年12月である。小型軽量で人気を博した「D40」であるが、はやくも「D40」を高機能化させたといえる「D40x」が登場した。これによりプロ機からエントリー機に至るまで1000万画素超の高画質モデルを選択することが可能となったのだ。

高画質を手に入れたリトルニコン」

 「D40x」の「D40」からの大きな変更点といえば、「D40」では610万画素だったCCDが1020万画素のCCDへと進化したことが挙げられる。これによりエントリー機を選択するユーザーも1000万画素超の高画質画像を得る事ができる訳だ。つまりカメラのグレードによって画質が左右されるのではなく、同等な画質を得ながら撮影状況によってカメラを選択できるということになる。いままでデジカメでは、高いカメラ=高画質、安いカメラ=低画質という、一種の妥協による使い分けが必要であった。しかしこれにより純粋なカメラの使い分けが可能となる。これは同じフィルムを使用していた銀塩カメラでの使い分けに等しい。日々のスナップ撮影には小型軽量なエントリー機、プロの撮影などシビアなカメラコントロールが必要な場合はプロ機を選ぶ。このような使い分け方でも、記録された画像はほぼ同等のクオリティが得られるのだ。

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II プログラムオート、1/320s、F7.1、ISO100、WB晴天 晴天の明るい陽射しでの撮影。プログラムモードでの標準設定のままだが、コントラストも良く画像の抜けもよい。発色も自然で好感がもてる

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II プログラムオート、1/320s、F7.1、ISO100、WB晴天 同じくコンテナを半逆光で撮影。明度差の大きい被写体だが暗部も潰れずに表現されている

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II 絞り優先オート、1/80s、F13、ISO100、WB晴天 建物の白い外壁と階段のメタリックな質感も自然に表現されている。タイル一枚一枚もしっかりと解像。1020万画素の解像感。レンズの解像力も上々

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II こどもスナップモード、1/250s、F5.6、ISO180、WBオート、カラー設定モード・a 動きの速いこどもを「こどもスナップ」モードで撮影。シャッター速度を速めの1/250sに設定するためISO感度がISO180まであげられている。カラー設定も「モード・a」になっており、より肌の色合いが出るように調整されているようだ

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II プログラムオート、1/60s、F3.5、ISO1600、WB晴天 ワイド端18mmで撮影。ISO1600に設定して暗い室内を撮影。シャドー部にノイズが乗っているが、画像全体のトーン描写は悪くない

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