高い信頼を勝ち得る、高画質リトルニコン--ニコン「D40x」 - (page 3)

ニコン
内容:プロ機である「D2XS」「D2HS」やミドルクラス「D200」「D80」をラインアップするニコンからエントリー機である「D40」が発売されたのが2006年12月である。小型軽量で人気を博した「D40」であるが、はやくも「D40」を高機能化させたといえる「D40x」が登場した。これによりプロ機からエントリー機に至るまで1000万画素超の高画質モデルを選択することが可能となったのだ。

 最近のデジタル一眼レフではボディ内に手ブレ防止機構を組み込んだモデルが主流となってきている。だがこの「D40x」を含めニコンのデジタル一眼レフにはボディ内に手ブレ補正機構を搭載したモデルはない。ニコンでは銀塩カメラの頃からレンズ内手ブレ補正機構(VR)をいち早く実現させているからだ。

 もちろんこの「D40x」でもVRレンズを使用できる。しかも「D40ダブルズームキット」には「D40xレンズキット」に同梱されている「AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II」と共にVR機構を搭載した「AF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF)」を同梱、セット販売している。

 通常レンズキットにセットされるレンズは概ね廉価判レンズが選ばれる事が多い。レンズキットにVRレンズを組み合わせてきたところに、ニコンのVRレンズへの自信とアピールを感じる。尚、「D40」および「D40x」にはボディ内AF駆動モーターが搭載されていない。したがって「AF-S」「AF-I」レンズ以外のAF駆動モーターを持たないレンズはMFのみでの使用となる。

  • AF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF) プログラムオート、1/1000s、F5.6、ISO400、WBオート 公園での光景。テレ端200mm(35mm判換算300mm相当)にて撮影。望遠レンズでのとっさの撮影だったが、高速で正確なAFは問題なくピントを合わせてくれた。手ブレ補正機構のVRも効果的に働いているようだ

  • AF-S DXズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II プログラムオート、1/320s、F7.1、ISO100、WB晴天 同じくコンテナを半逆光で撮影。明度差の大きい被写体だが暗部も潰れずに表現されている

  • AF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF) こどもスナップモード、1/250s、F5.6、ISO140、WBオート、カラー設定モード・a 実はこのカットを撮影したのは被写体の男の子のママさん。一般の素人さんだがVRレンズの手ブレ機構のおかげか望遠撮影でもブレることもなく、「こどもスナップ」モードで色鮮やかな一枚となっている。このママさんはニコンD50ユーザーであるのだが、すでに日常生活の中でも十分にデジカメを活用しているそうだ

  • AF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF) マニュアル露出、1/320s、F9、ISO100、WB晴天 テレ端200mmを最短撮影距離1.1mで撮影。このような彩度の高い花びらなどは色飽和を起こしやすい被写体なのだが、かろうじて諧調を残している

  • AF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF) プログラムオート、1/50s、F5.6、ISO1600、WBオート あまり明るくない室内。ISO1600まで感度を上げてはいるが、1/50sというスローシャッター。手持ちでの撮影だったのだが、VRが働いてうまく手ブレを抑制している

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