バービー人形で有名な玩具メーカーMattelは米国時間8月8日、4月に開設した女の子向けのオンライン仮想コミュニティー「BarbieGirls.com」に登場するキャラクターをあしらったMP3プレーヤーの販売開始を発表した。テクノロジに慣れ親しんだ世代の心をつかもうとする企画だ。Barbie Girlsは、同じく子供向けの仮想コミュニティー「Club Penguin」(先ごろDisneyが買収した)や、ぬいぐるみメーカーのGanzが開設した「Webkinz」に対抗して、2007年4月に開設された。新しいMP3プレーヤーは、BarbieGirls.comを活気づけるとともに、売れ行きが落ち込んでいるバービー人形の売り上げを盛り返すために開発された。この製品は携帯型のMP3プレーヤーで、バービー人形のように着せ替えて遊ぶだけでなく、BarbieGirls.com内に掲載された特別版アニメのロックを外す「鍵」として、また同コミュニティー内で友人を作ったり買い物をしたりするのにも利用できる。
Mattelでは、このMP3プレーヤーが音楽を通じて少女たちを引き付け、やがては現実と仮想の2つの世界を結ぶ玩具の領域で、他の製品よりも優位に立つことを期待している。すでに販売を開始したこの音楽プレーヤーの価格は59.99ドルで、MP3ファイルなら120曲、WMAファイルなら240曲まで保存できる。また、プレーヤーの着せ替え用アクセサリキットも9.99ドルで販売される。だが、問題は、女の子がこういった商品を買うのだろうか、ということだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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