[米国時間8月7日午前10:53更新] Appleは、「iLife」スイートの一部として、全面的に新しくなった「iMovie」を提供する。Jobs氏によると、同製品が新しくなった背景には、iMovieや同社ハイエンド映像編集アプリケーション「Final Cut Pro」を使っても、5分程度の短い映像を作るのに30分以上かかることを同社エンジニアの1人が気付いたことがあるという。
新しいiMovieでは、ビデオクリップを映像ライブラリから映像テンプレートへドラッグ&ドロップできる。また、各クリップの長さや、シーンの転換で加える効果を指定できる。さらに、iTunesや.Mac Video Gallery、そしてYouTubeへのアップロードが可能となっている。
Jobs氏は、デモとして、短い映像を数分で作成した(もちろん、事前に練習していたとは思われるが)。同製品では、複数のソースからの高画質映像を処理することにも対応している。
[米国時間8月7日午前11:13更新]さらにJobs氏は、iLifeスイートの残りの製品である「iWeb」「iDVD」「GarageBand」を紹介した。iWebとiDVDへのアップデートはともに小規模なものだったが、興味深い変更として、iWebでは,ウェブサイト作成過程においてGoogleのAdSenseへの登録が可能となった点がある。
Jobs氏は、「Magic GarageBand」と呼ばれるGarageBandの新機能をデモした。この機能を使えば、自分の演奏にバックバンドをつけることが可能となる。ロック、ブルース、ジャズ、ラテンなどのテーマが用意されている。
そして、Jobs氏は、同社生産性スイート「iWork」の新バージョンを紹介した。プレゼン用アプリケーション「Keynote」には新しいテーマが数種類追加され、スライドの背景に使われる写真の処理に関するサポートも向上した。ワードプロセッサの「Pages」では新しいテンプレートが加えられた。
しかし、「iWork」に関する最大の変更点は、新しく追加された表計算アプリケーション「Numbers」だ。NumbersはKeynoteやPagesと機能するように設計され、表計算テーブルとともに画像、グラフ、写真を表示させることが可能だ。また、Microsoftの「Excel」で作成されたファイルのインポートやエクスポートが可能となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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