Samsung電子ではBMW以外にトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」とも提携したマーケティングを行っている。同社の家電ブランド「HAUZEN」のドラム型洗濯機を、レクサスの展示場に陳列してPRを行うというもの。レクサスは走行時にエンジン音などが小さいことから、韓国では「静かな図書館」と呼ばれる。一方Samsung電子のHAUZENのドラム型洗濯機は、ドラムの前後に挿入されたボールが均衡を維持し、洗濯物の重さでドラムが傾いて生じる振動や騒音を大幅に減らす「Ball Balance」技術を適用した低騒音洗濯機だ。さらにHAUZENドラム型洗濯機は、黒地に金の花や鳥をあしらった高級感あふれるデザインも特徴となっている。こうした静けさと高級感とを強調した商品コンセプトが、両者のマーケティング意図が一致する点であったようだ。