1kg以下のワンセグ搭載UMPC--工人舎「KOHJINSHA SH」シリーズ

工人舎
内容:工人舎から、超小型PCのSHシリーズが発売された。工人舎といえば小型で安価なSAシリーズが評判だが、今回はインテルのUMPC向けプラットフォームを採用、Windows Vistaを搭載して登場した。1kgを切る重さや最低構成で10万円を切る価格、画面を反転できるコンパーチブルデザインはSAシリーズそのままに、タッチパネルやワンセグ受信機能の搭載など、機能面でも進化している。

インテルの新プラットフォーム、Intel Ultra Mobile Platform 2007採用

  • 「KOHJINSHA SH」シリーズ。ブラックのモデルも選択できる

 「KOHJINSHA SH」シリーズが採用するプラットフォームは、Intel Ultra Mobile Platform 2007。CPUはIntel processor A100で、動作クロックは600MHzとなる。メモリやHDDは複数の組み合わせがあり、最もベーシックな仕様では、512Mバイトのメモリと40GバイトのHDDを組み合わせる。この仕様では9万9800円と、10万円を切っている。

 サイズも小さく、折りたたみ時で幅約227mm×奥行き約170mm×厚さ約25.4〜33mm。重さもバッテリー装着時で993gとギリギリ1kgを切っている。既存のSAシリーズと比べると若干のサイズアップが行なわれているが、重さは33gしか重くなっておらず、1kg未満のボーダーラインを死守している。

 画面は7型のカラー液晶で、解像度は1024×600ドット。タッチパネルを内蔵する。ワンセグチューナーのほか、130万画素のウェブカメラの搭載、通信カードの装着に便利なCFカードスロット、デジタルカメラなどの写真閲覧に便利なSDメモリカードスロットを搭載する。インターフェースはIEEE 802.11b/gの無線LAN、Bluetoothを搭載する。

  • 画面を閉じて正面から見たところ。右上にワンセグのアンテナを装着するフタがある

  • 後方からみると、2軸回転機構で画面が反転できることがわかる

  • 右側面には、CFカードスロット、SDメモリカードスロット、放熱のスリットがある。CFやSDはカバータイプで外れやすいので注意が必要だ

  • 左側面にはスライドタイプの電源スイッチ、VGAポート、フタで隠されたUSBとLAN、ACアダプターの端子がある。セキュリティロックの穴は左右にあり、両方の穴に固定するストラップもオプションで用意される

  • 画面を上向きにして閉じる。この状態でもマウスカーソルは左側。操作にはなれが必要だ

  • 閉じた状態ではノートPCと変わらない。反対向きで閉じた場合に接触する部分にゴム足が付いている

  • 背面はわりとシンプルだ。これは試作機だが、市販モデルにはWindowsのライセンスシールなども貼られる

  • キーボードの配置は一般的なもの。スペースを稼ぐために右側のキーの幅が小さくなっている

  • ACアダプターは小型のものが付属している。電圧は19V

  • 背面はわりとシンプルだ。これは試作機だが、市販モデルにはWindowsのライセンスシールなども貼られる

  • CF、SDはダミーカードを装着するタイプ。紛失に注意だ

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