すでに登場している同じプラットフォームを搭載した富士通のLOOX Uは、CPUの動作クロックはSHシリーズよりも高速な800MHzを採用しているにもかかわらずWindows XPを搭載しているが、このSHシリーズは600MHzのCPUながらWindows Vistaを搭載する。10万円を切る仕様の「SH6WB04A」ではメモリが512Mバイトで、クラスもhome Basicだが、Windows Vistaの動作は少しもたつく印象がある。
Windows Vistaで利用するなら、せめて1Gバイトのメモリを搭載してほしいところで、その場合は2万円高くなるが1Gバイトメモリ搭載モデル「SH6WP10A」なども選択できる。その場合はOSはWindows Vista Home Premiumが搭載される。
Intel Ultra Mobile Platform 2007を搭載する小型PCとしては、富士通のLOOX Uと比較することになるSHシリーズだが、SHシリーズのほうが画面やキーボードが一回り大きく、扱いやすい場面も増えてくるだろう。
しかし、実際の使い勝手は単純な大きさだけで良し悪しが決まることはないので、できれば実機に触れることが望ましい。キーボードや本体の操作性が自分に合うなら、価格も手ごろで持ち運びしやすい最良の機種となる。
SHシリーズは上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ベスト電器、ヨドバシカメラで販売され、店頭での展示も期待できる。気になる場合はぜひ実機に触れてみてほしい。
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