アイ・オー・データ機器は8月1日、LAN接続型ハードディスク(HDD)「LANDISK HDLM-GWIN」シリーズをベースに、セキュリティ機能を強化した2製品の受注を開始したと発表した。
今回受注が開始されたのは、HDLM-GWINシリーズにサイエンスパークの情報漏洩対策セキュリティソフト「Driverware NonCopy」10クライアントライセンス分を添付した 「HDLM-G500NC」と、アイティーシステムの画面キャプチャーロギングソフト「RealCapture Light」10クライアントライセンス分を添付した「HDLM-G500RC」の2製品だ。
HDLM-G500NCは、ハードウェアRAIDコントローラによるミラーリング機能とWindows Storage Server 2003 R2 Workgroup Editionを搭載した500GバイトのLAN接続型HDD。データの読み書き時にはAES256bitの暗号化技術が施され、NonCopy対象共有フォルダからのコピーやペースト、印刷、持ち出しを禁止することが可能だ。
既存の業務用PCにNonCopyをインストールするだけで、ユーザーアクセスや操作機能が制限されたシンクライアント端末のように使用できるほか、NonCopyを導入していない端末からはデータの閲覧が一切できない仕組みになっている。
一方のHDLM-G500RCは、マウス操作や特定のキーボード操作など設定された動作をきっかけとして、任意の間隔でディスプレイに表示されている画面を画像データとして記録することが可能。
これにより、社員によるPCの不正使用、業務品質のチェック、システムトラブルが発生した際に事前状況の視覚的な確認などが可能となる。なお、ハードウェアのスペックはHDLM-G500NCと同等だ。
両製品とも価格はオープン価格で、販売形態は受注生産のみ。同社では中小企業での利用をメインに、年間1万クライアントの利用を目指しているという。
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