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MSの画像フォーマット「HD Photo」、JPEGが標準化を検討へ - (page 3)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年08月01日 14時50分
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 Rossi氏によると、長く利用できるイメージを残すにはダイナミックレンジの高さが重要だという。5〜6年後には「現行のJPEG技術では、プリンタやディスプレイがその能力を持てあますようになる」と同氏は語っている。

 Microsoftは、以下のような利点を大々的に売り込んでいる。

  • 優れた圧縮技術。従来のJPEGと同品質の画像を半分のファイルサイズで記録したり、同じファイルサイズで2倍の品質のものを記録できる。また、MicrosoftフォーマットのエンコーディングアルゴリズムではJPEGと異なり、無損失圧縮機能を備えるため、ピクセルデータをすべて維持できる。
  • 広色域。これにより豊富な色と、カメラからコンピュータ、そしてプリンタへの移動時の高イメージ品質の維持が可能になる。

 今日の写真家の多くは、自分のカメラの生のデータをそのまま取り出したい場合は「RAW」フォーマットを利用している。同フォーマットは、カラーバランス、シャープネス、ノイズ補正、JPEG圧縮などの処理をカメラ内部で行わずにイメージセンサの情報をそのまま取得する。だが多くの場合、RAWイメージを手作業で処理し、簡単に表示や印刷ができるJPEGやTIFFなどのフォーマットに変換する必要がある。

 だが、MicrosoftはJPEG XRのおかげで、RAWイメージが一部の人たちの間にとって不要になると期待している。

 Rossi氏は、「便利なファイルフォーマットでRAWの機能の多くを提供する」としながら、「究極のハイエンドではRAWが好んで採用される可能性も残る」と加えた。

 しかし、一般の写真愛好家に同フォーマットを使ってもらうことの方が課題としては大きいかもしれない。慣れ親しんだJPEG技術と一緒に標準化されれば、それも簡単になるかもしれない。

 Lee氏は、「メーカーに圧縮標準を採用してもらい、ハードウェアに搭載してもらうことも大きな課題になるだろう。ハードウェアに採用されれば、少なくとも一部の消費者に利用してもらう準備が整う」と語っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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