Microsoftの「Software Plus Services」戦略に関し、同社が詳細を明らかにしなかったとして、提携企業は2006年に不満を漏らしたが、Microsoftの最高執行責任者(COO)Kevin Turner氏は7月12日(米国時間)、これにはもっともな理由があると述べた。
「提携企業と詳細な情報を共有しなかったのは、われわれ自身が十分に理解していなかったからだ」と、Turner氏は説明した。さらに、Microsoftは7月第2週にSoftware Plus Servicesの詳細を発表したが、どのようにサービスの追加するかについては今も検討中だと、Turner氏は語った。
Turner氏は、Microsoftがコロラド州デンバーで開催した「Worldwide Partner Conference」の結びの基調講演で、「われわれは、機会の再評価、見直し、再検証を続けている」と語った。
Turner氏はまた、自社フォーマットのオープン標準化を目指す取り組みについても、提携企業に支援を求めた。Microsoftは、同社の新しい「Office Open XML」ファイルフォーマットが、国際標準化機構(ISO)からオープン標準として認定されるよう働きかけている。「われわれはオープン標準に向けた採決で勝利する必要がある」(Turner氏)
Turner氏は講演の最後で、大勢の人々の励みとなるようなエピソードを紹介した。数年前に脳を損傷した若い女性、Logan Olson氏は、「Windows Vista」とMicrosoftの提携企業のアクセシビリティソフトウェアを利用して、自費出版の雑誌「Logan Magazine」を刊行しているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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