ポルトガル・アルベルサのJardim Centralで現地時間7月3日、Leonel Moura氏が創作したインスタレーション「Robotarium X」が公開された。Moura氏は2003年より自律ロボットを利用して創作活動を行っており、おりに入った45体のロボットで構成される「人工生命初の動物園」を創った。
ほとんどのロボットは、おりの太陽エネルギーを利用しており、床のコンセントから電源供給しているものもある。黒く不気味なAraneaxは、巨大なクモ科の動物に着想を得て作成したものだ。見物人の動きを感知し、近づいて見物人をこわがらせる。
ロボットは機能により分類されているが、同じおりの中に入っているものもある。
たとえば、Zoidは太陽エネルギーのみを利用するロボット昆虫で、日陰に入ると休止状態となる。同じおりに入っている仲間が日向に押しやると、エネルギーをチャージして動き出す。
Protopedisは光に引き寄せられるロボットで、光を感知するとその方向に向かって動く。
Cursovigiloは自分のおりのガラスに近づく人やものの動きを追うロボットで、7体が展示されている。
Moura氏は7月、ロボット動物園のオープンのほか、ロボットアーティストの作品のみを集めた初のギャラリーを開いている。ここで展示される絵は、絵の具を積んだ複数のロボットがキャンバスを動き回ることで描かれたという。
以下のビデオで、ロボットが動く姿をお楽しみいただきたい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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