Intelは、最新チップセットと新しい低価格ノートPCを公開する予定だ。
Intelのセールス&マーケティング部門の責任者であるSean Maloney氏は米国時間6月5日、台湾で開催のトレードショー「Computex Taipei」で基調講演を行い、新しいチップセットを公開する予定だ。この新しいチップセットは、Intelが2007年後半に発売を予定しているPenryn世代のプロセッサを収容するのに必要とされている。
また、基調講演においてMaloney氏は、Asustek Computer最高経営責任者(CEO)Johnny Shih氏とともに、両社が新興市場向けに新しく開発したノートPCも披露する予定だ。このノートPCは価格が200ドルで、LinuxまたはMicrosoft Windowsを稼働する、とMaloney氏は述べた。
5日に正式な発表が予定されているチップセットは、P35とG33の2種類。P35は、NvidiaやAdvanced Micro Devicesのグラフィックスカードとの併用を考慮して設計されている。一方、G33はグラフィックス統合型で、基本的なPC向けに設計されている。
Intelは、グラフィックス統合型チップセット3種類を計画している。性能的にはG33は中程度で、第3四半期発表予定のG31とG35が補うことになる。
Intelは、新しいチップセットでメモリおよびビデオ性能が向上したと述べている。しかし、G33とG31では、改良されたグラフィックストランジスタは未搭載である。このグラフィックストランジスタは、同社965チップセットで採用されたが、ドライバの問題で稼働できなかった。
Intelによると、ドライバの配布が8月に予定されており、このドライバを使うことで965の高性能グラフィックストランジスタをアンロックできるという。しかし、同ドライバは、G35発表までIntelチップセットに焼き込まれないという。
また、ハードウェア業界向けのショーケースとして台湾で毎年開催のComputexでIntelとAsustekは今回、新たに低価格PCを発表する。
「このPCは、『Classmate』よりシンプルだ」と、Maloney氏は、同社の新興市場向けデザインを引き合いに出して述べた。
このノートPCは複数の異なる構成で発売され、ディスプレイは7インチから10インチ、半導体ストレージまたはハードディスク、OSはLinuxまたはWindowsとなる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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