欲しい情報にすぐアクセスできるように、デスクトップやウェブサイトにユーザーが好きなウェブアプリケーションを自由に配置する「ウィジェット」は、最近のウェブ業界の大きなトレンドの1つだ。そしてそれは、PCだけの世界に限らない。
フィンランドに本拠を置くNokiaは、2007年第3四半期にも携帯電話でウィジェットが正式に利用できるようにする。ウィジェットの仕様は業界標準に沿うものにとし、サードパーティの開発を促す。なお、ベータサービスは2006年10月より開始していた。
Symbianが開発したSymbian OS上で動くプラットフォーム「S60」を搭載した端末が対象となる。第3四半期にリリースされるS60の新バージョン「3rd Edition Feature Pack 2」において、ウィジェットを動かすための機能「Web Run-Time」が搭載される。
ウィジェットはJavaScriptやHTMLを利用して作成可能といい、ウェブアプリケーション開発者であれば「簡単なものなら3〜5日で開発可能」(Nokia)という。ウィジェットの開発キットも用意し、S60対応ウィジェットを増やしていく考え。ただし、開発キットのリリース時期については明らかにしていない。
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