新浪網ほどの著名サイトがGoogleと手を組んだからといって、他のサイトもGoogleと提携するとは限らない。たとえば新浪網に続くポータルサイトの「捜狐(SOHU)」は、同社の検索サイト「捜狗(Sogou)」を積極的に推進しており、中国の検索サイトのシェアは、百度、Google、Yahooに次ぐものとなっている。ある中国メディアは、自身が開発した検索エンジンの愛問を捨てGoogleを採用したことに、自主開発を良しとする現在の中国の風潮と比較し「逆の潮流」と評している。
新浪網の2006年の決算報告書を見ると、広告による売り上げは前年同期比で41%と大幅に増加し、また四半期ベースでは、全売上における広告売上の比率は第1四半期より47.5%、54.9%、58.3%、63.3%となっていることがわかる。同社がより広告に注力していることが伺える。新浪網は今回の提携によりGoogleのAdSense広告を表示させることでさらなる広告による収益を狙う。
中国メディアの報道によると、業務提携は今回の検索とニュースと広告の分野だけにとどまらず、提携範囲を拡大するようだ。Googleはこれにより百度の牙城を崩すことができるか。
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