英国イースト・アングリアまで旅行に行く時間はないが、イーリー島にある大聖堂はどんな建物だろうかと思いをはせたことはないだろうか? British Broadcasting Corp.(BBC)とMicrosoftは、ウェブサイトのスナップ写真を眺めるよりもずっと臨場感あふれる仮想旅行を体験させてくれる。
BBCは新しいTV番組「How We Built Britain」の中で、Microsoftの画像ソフトウェア「Photosynth 3D」を利用して、英国の著名な建造物の画像を提供している。
Photosynthは、複数の2次元画像を組み合わせて3次元構造を作成するもので、ユーザーは仮想世界の中を飛んで細かい部分を確認することができる。BBC版のPhotosynthはウェブ上で「ActiveX」コントロールとして動作するが、高性能なグラフィックスハードウェアを必要とする(「Internet Explorer 6.0」と「Firefox 2.0」をサポートしていることになっているが、筆者はどちらを使ってもすぐには動作させることができなかった)。
Microsoftは同技術について、「マウスをクリックしたりドラッグしたりすることによって、同サイトの訪問者は、細かい装飾を拡大してみたり、縮小して360度パニングして建造物を広いコンテキストに配置してみたりと、各建造物を探検することができる」と述べた。
Microsoftによると、Photosynthの画像は、一般から提供された新しい写真によって更新されるという。BBCは写真共有サイト「Flickr」を利用して画像をアップロードしている。
閲覧できる名所は、イーリー大聖堂、バーリーハウス、ロイヤルクレッセント、バース、スコットランド議会の建造物、およびブラックプールタワーのボールルームである。
Microsoft Live LabsのアーキテクトBlaise Aguera y Arcas氏は2007年3月のTEDカンファレンスにおいて、Photosynthをビデオで紹介していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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