カメラの向こうにある広大なネットの世界--「ニコンCOOLPIX S50c」 - (page 3)

ニコン
内容: 「ニコン」と聞いただけで「カメラ」として世界中の人々に通じるほど、ニコンのブランド力は絶大だ。そのニコンの蓄積された技術力で生み出されたコンパクトデジタルカメラが「COOLPIX」シリーズである。そのなかでも今回発売された「COOLPIX S50c」は無線LAN機能を内蔵したネットワーク対応デジカメとして注目されている。そこで実際に「COOLPIX S50c」をネットワークにつないで、このカメラの楽しみ方を探ってみたい。

 「S50c」には顔認識AF機能も搭載されている。この顔認識AFは画面内にある人物の顔を見分けてピントを合わせる機能だ。カメラ上面にある「フェイスクリアーモード」ボタンを押して「フェイスクリアーモード」に切り替えることで顔認識AFが有効になる。同時に「アドバンスト赤目軽減」機能もONとなりフラッシュによる赤目現象を抑えることができる(一時的にフラッシュモードを変更することも可能)。この「フェイスクリアーモード」を利用すると人物写真を手軽にキレイに撮影することが可能となっている。またこのモードにおいて、人物のポートレイト効果を「標準」「明るめ」「ソフト」の3つのパターンを選択できるようになっている(シーンモードでのポートレートモードではポートレイト効果の選択は不可)。

  • 顔認識AF機能が人物の顔を判別してピントを合わせてくれる。人物が動くとそれに合わせて四角い枠が追いかける。ただしカメラが顔を認識する前にシャッターボタンを半押しすると画面中央にピントが固定されてしまうので注意が必要だ

  • フェイスクリアーモードではポートレート効果を選択することが可能

  • フェイスクリアーモード,1/640s.F3.3.ISO100,WBオート,ポートレート効果「明るめ」 顔認識AFがしっかりと人物の顔にピントを合わせてくれている。ポートレート効果を「明るめ」に設定してあるおかげで、白い服の露出に引っ張られることもなく肌が明るくトーンもきれいに出ている

 「S50c」にはオート撮影モード、フェイスクリアーモード、ブレ軽減モードのほかに15種類のシーンモード、高感度モードが用意されている。カメラの設定およびモード変更など一連の操作は、カメラ背面にあるMODEボタンおよびMENUボタンとロータリーマルチセレクターを操作して選択する。また画像再生時にもロータリーマルチセレクターを操作すると、再生する画像をくるくると探し出すことができる。最初のうちはこの操作系に少し戸惑いもあったが、しばらく使って行くうちに手に馴染んできた。コンパクトなボディの小さなボタンを押すよりはこのクルクル操作の方がストレスが少ないだろう。

  • 撮影モード変更はMODEボタンを押してロータリーマルチセレクターを回して選ぶ

  • 画像再生時にロータリーマルチセレクターを回すと保存されている画像サムネイルをくるくると探し出すことができ、OKボタンを押すと全画面に表示される。また全画面表示のままロータリーマルチセレクターを上(右)、下(左)に押す事で前後の画像を表示することも可能だ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]