XMLコンソーシアム、VoiceXML部会の活動成果をもとにした書籍を出版

 XMLコンソーシアムはこのほど、同グループのVoiceXML部会における活動成果をもとに、音声データを処理するためのXML標準仕様である「VoiceXML」に関する書籍「VoiceXML〜入門からアプリ開発、応用まで〜」(リックテレコム刊)を出版したと発表した。XMLコンソーシアムとしては、2005年の「リアルWebサービス」(秀和システム刊)に続く、2冊目の書籍出版となる。

 XMLコンソーシアムVoiceXML部会は、日本国内におけるVoiceXMLの普及促進と日本語独自の要求仕様の検討を目的として、2001年6月に活動を開始し、各企業における取り組みや導入事例紹介などを行っている。

 今回出版された書籍は、VoiceXML部会活動メンバーである沖電気工業、キヤノン、日立製作所、富士通研究所、トッパン・フォームズのほか、会員外有志としてEB(エレクトロビット)社の参加を得て執筆されたもの。

 日本語環境における使い方や問題点について、VoiceXMLの仕様を技術的な側面から検討し、実証実験を実施した活動成果を含め、基礎編は同部会の技術検討ワーキンググループ、応用編は主にアプリケーションワーキンググループの活動成果をまとめている。音声認識システムや音声合成システムに関する深い理解がなくても、音声対話アプリケーション作成を可能にするVoiceXMLの意義や利点を具体的に解説している。

 なお同書籍の内容の一部は、XMLコンソーシアムのウェブサイトでも公開するとしている。

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