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東芝製“Carrots”が6年ぶりに復活--ウィルコム、新音声端末を発表

坂本純子(編集部)2007年05月31日 18時23分
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 ウィルコムは5月31日、東芝製の音声端末「WX320T(Carrots)」を7月上旬より発売すると発表した。アンテナを内蔵し、コンパクトなサイズを実現した。価格は新規で1万円程度の見込み。

WX320T(Carrots)オレンジ WX320T(Carrots)オレンジ

 ウィルコムの端末としては初となる赤外線通信を搭載しており、他社の携帯電話とアドレスや画像データなどを交換できるようになった。最大204kbpsのデータ通信が可能なW-OAMに対応。最大約850時間連続待ち受けができ、フルブラウザ、ドキュメントビューア、ICレコーダー機能も搭載している。カメラは約130万画素。液晶画面は2.4インチQVGAで、microSD(最大1Gバイト)に対応する。カラーはホワイトとブラックの2色。

WX320T(Carrots)ホワイト WX320T(Carrots)ホワイト

 今回のWX320Tは約6年ぶりに発売される東芝製の端末というところも注目点だ。かつてDDIポケットだった1995年、初代「Carrots」と呼ばれる東芝製のPHSが登場した。初代Carrotsは、オレンジ色のボディと緑色のアンテナを搭載し、まさに名前の通りのニンジンをイメージしたものだった。その後も1998年に「POWER Carrots」、1999年に「HYPER Carrots」、2000年に「MEGA Carrots」、2001年に「Beat Carrots」と発売してきたが、その後発売を休止した。

初代「Carrots」 初代「Carrots」

 その背景について、東芝モバイルコミュニケーション社 統括技術師長の岡本光正氏は「PHS事業から撤退したわけではなく、技術は追いかけていた。加入者が増加し、ウィルコム端末のラインアップを充実させたいという要望があったからだ」と話す。ウィルコム執行役員副社長 営業統括担当の土橋 匡氏は、「一定の購買ができるキャパシティーがなく、マーケットのニーズを具現化しなかったので、新製品が出なかった」と2001年を当時を振り返った。

 現在のウィルコムは、月間純増数を順調に伸ばしており、累計で459万加入を達成。年度合計では、63.5万の純増だという。6月1日からは、月額1900円で1時〜21時まで070番号への無料通話ができる「ウィルコムビジネスタイム 定額トリプルプラン」を開始予定で、さらなる顧客の獲得を狙う方針だ。

 現在発売中の人気モデルWX320Kと9(nine)の新色も併せて発表された。WX320Kは、初夏の草木をイメージする「グリーン」と社内では小悪魔ピンクと呼ばれているというビビットな「ピンク」の2色が追加される。発売は6月14日。価格は現在のラインアップと同様の見込みで、ウィルコムストア価格で新規7800円〜。

 9(nine)は、朱色を意識した黄みを帯びた「レッド」とトルコ石のような上質な質感をもつ「グリーン」の2色で、発売は7月上旬を予定。価格は現在のラインアップと同様の見込みで、ウィルコムストア価格で新規7800円〜。WX320Kにはグリーンとピンクがお目見えする。

 ウィルコムでは、新たに女性向けの色や今までにない新奇色を投入することで、新たなユーザー層を開拓したい考えだ。

WX320Kの新ラインアップ WX320Kの新ラインアップ
9(nine)の新ラインアップ 9(nine)の新ラインアップ

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